私が行っているITシステム導入のよもやま話 を書いていきます。 まぐまぐメルマガのバックナンバーブログです。
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こんにちは!近藤です!
今回は、
「突貫工事で作られた家に住めますか?」
です。
みなさんは、突貫工事で建てた家
に住めるでしょうか?
怖いですよね。
しかし、システム導入の世界では
一般的に行われています。
顧客はベンダーに投げっぱなし、
結合テスト以降も仕様変更の嵐で
何度もプログラムを修正して、
本番を迎えます。
ほぼ建設が完了している部屋の
レイアウトなど、骨組みを変更
することを平気でやっています。
もちろん、大工さんはそのとおり
作れるでしょう、
ただ、内実はがたがたで、地震がくれば
バッタリと倒れてしまうかもしれませんし、
5年後ぐらいから少しずつ傾いてくる
かもしれません。
これを簡単に手抜き工事と言えるでしょうか。
さすがに、家ではこういう状況は避ける
でしょう。
ただ、システム導入では普通のことのよう
に行われています。
その影響は、本番開始日にまず発生します。
現場は混乱し、1週間ぐらいで収まれば、
いいほうです。
1ヶ月、2ヶ月、最悪は、システムを元に
戻すという判断が必要な場合すらあり
ます。
その間、システムは改造、修正が続けられ、
いびつな形となってなんとか
本番立会いが終了、導入完了となります。
突貫工事手法としては:
1.開発者を掻き集める
2.設計しながら開発する
3.見込み開発
の3つの方法があります。
また、この影響がでてくるのは、
3年後ぐらいでしょうか、
バージョンアップのときです。
新しい取引先が増えて、機能の追加が
必要となった、OS、言語のサポート
が切れるなどなど、、
そこで、ベンダーに見積をとると、
想定以上の見積が。。。
よく見る光景です。。
これはベンダーがボッタくっている
のではなく、
元の設計が既に歪になっているため
既に動作している機能に影響を与えないように、
プログラムを慎重に解析して
開発するためです。
テストも、デグレード防止のため、
今回の修正と関係のない機能の
ところまで、行わなければなりません。
元々シンプルな構成のシステムは、
バージョンアップもやりやすいのですが、
歪になったシステムであればあるほど、
見積工数は高くなっていきます。
これが不満で他のベンダーに見積を
依頼しても、より高い見積がでてくる
ことが多くなります。
もともとの該当システムを全く知らない訳で
すから、当然といえば当然ですが。
最悪の場合、
「作りなおしたほうが早いですよ!」
なんて、ゾッとするような事態も。。
この状況、
慎重に設計段階での精査をすることで、
防ぐことが可能となりますので、
十分、業務要件を満たしているか
シュミレーションしてみましょう!
無題
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